昨年は、かくのだてフィルムコミッション(以下FC)をご支援いただき、ありがとうございました。本年もよろしくお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症が拡大し、生活様式が一変した2020年。かくのだてFC の活動について深く考えた一年でした。
昨年春以降はロケ支援もほとんどありませんでしたが、旅行者向けGo Toトラベル事業が始まった9月頃から支援の案件も増えてきました。
11月中旬には、東北の麺文化をテーマにした海外向けのプロモーション撮影の支援を行いました。日本在住の外国人スタッフが角館を訪れ、ラーメン店の「自家製麺伊藤」と稲庭うどん店の「ふきや」を撮影しました。角館の麺文化が外国人にどう捉えられたのでしょうか。完成した作品はユーチューブで公開予定ですので、楽しみに待ちたいと思います。また同じスタッフが行なった、「Tokyo Weekender」という外国人向けの雑誌の取材にも協力いたしました。こちらは、日本文化の特集で、武家屋敷の「青柳家」、商家の「田鉄家」、さらに人力車等が取り上げられました。取材では、昔の暮らしぶり、家柄、歴史、背景などについて聞き取り、強く関心を持っていただいたようでした。コロナ禍が収まった時には、沢山の方に訪れていただき、角館の文化に触れていただきたいと思います。
本年もかくのだてFCは、ロケ誘致や支援活動を通じて地域振興に貢献してまいります。市民の皆様のご協力をお願いいたします。
(会長 坂本 洋)
紅葉の武家屋敷での取材風景