2020.07.24
ロケーションだより 2020年7月16日

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言解除後、映像制作も徐々に再開の兆しを見せ始めました。撮影が滞り、TVドラマは再放送や名場面集などを放送していましたが、最近は新たに撮影された番組も増えているようです。

 

 先頃、ジャパン・フィルムコミッションが「新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」を策定いたしました。地域のフィルムコミッション(以下FC)が映像撮影支援を行う際に、新型コロナウイルス感染予防対策として実施すべき基本的事項をまとめたものです。

 

 内容は、「ロケ撮影に携わる撮影関係者の緊急連絡先および撮影2週間前までの行動記録を代表者が確認・管理している」「撮影関係者の感染が確認された場合、直ちに撮影を中断し、保険所等の指導に従う」等、30以上の項目数となっています。かくのだてFCでは、ガイドラインに沿ってロケ支援時のシミュレーションを行い、緊急時の連絡先も確保いたしました。すべての内容について確認が取れなかった場合は、かくのだてFCは、ロケ支援を行いません。FC活動に大きな制約を感じますが、地域を守りつつ前に進むためには当然行うべき事と思います。

 

 現在、100を超える業界・分野で「新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」が策定され、今後もその数は増えていくようです。

 

 仙北市内の行事や催しの多くが中止となり、観光に関しても大きな影響がありますが、今は何よりも「感染しない・させない」ことを第一に、安全なロケ支援を行ってまいりたいと思います。
 

(会長 坂本 洋)

 

 

ロケ支援における新型コロナウイルス感染予防対策チェックリスト

TOP