2月7日から3日間にわたって開催された第29回あきた十文字映画祭に参加してきました。
あきた十文字映画祭のスタッフとは、秋田県内の撮影支援の際に、エキストラの手配等でお互いに協力しあう関係で、日頃から交流を深めています。
例年の映画祭会場は、沢山の雪で覆われていますが、今年は雪が少なく、好天に恵まれました。会場にはたくさんの観客が訪れ、映画はもちろん、映画監督や出演者の舞台挨拶やトークを楽しんでいました。
横手市で撮影された短編映画「ミスりんご」(岡部哲也監督)も上映されました。主演は秋田市出身の俳優、秋沢健太朗さんが務めており、地元の100人を超えるエキストラが撮影に協力したそうです。エキストラの皆さんも上映を楽しみにしていたようで、会場で自分がスクリーンにどのように映っているのか興味津々の様子でした。
ゲストトークでは、本来、りんごが赤く色づくのは出荷の時期の10月なのですが、地元のりんご農園に、撮影が行われる9月に実現できるように協力していただいたエピソードが話されました。地域の協力あってこそ完成した映画だと強く感じましょう。
また、昨年10月に亡くなられた角館出身の俳優、山谷初男さんの追悼ブースが会場ロビーに設けられました。山谷初男さんが主演した短編映画「DAUGHTERS」(二宮健監督)が映画の合間に上映されました。角館からこの映画を観るためだけに訪れた方もいらっしゃいました。角館でも上映される機会を持ち、皆さんにご覧いただきたいと願っています。
(会長 坂本 洋)
山谷初男さんの追悼ブース